小学校でのプログラミング必修化等でも話題になっていますが、現代社会において、プログラミングを学ぶことは重要視されています。
ただプログラミングとは得体のしれないもので、特にプログラミングをやったことが無い人から見ると、
- そもそもプログラミングってなんなの?
- なんで必要なの?本当に必要なの?
という疑問を持っていたりするのではないでしょうか?
そんな疑問にお答えしたいと思います!
プログラミングとは何か
プログラミングは簡単にいうと、
作業をパソコンにさせるための手順書を作ること
です。
あなたは誰かに作業をお願いしたことがあるでしょうか?
その際、作業の手順書を作ったことがあるかもしれません。
手順書はとても便利です。
手順書を作れば、自分がやりたいことを他人に代わりにやってもらうことが可能になります。
料理のレシピも身近にある手順書ですね。レシピに手順がまとまっているから、レシピを書いた本人以外でも同じ味を再現できます。同様に、パソコンに作業させるために手順書をつくることができます。
パソコンがわかる言葉(プログラミング言語)で作業手順書をつくることで、
自分の代わりにパソコンに作業をさせることができるのです。
この「パソコンに作業させるための手順書」を「プログラム」と呼び、
「プログラムを作ること」を「プログラミング」と呼びます。
パソコンに作業させるメリット
なぜプログラミングが必要なのでしょうか?
それを理解するために、まずパソコンに作業をさせるとどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
メリットその1 速度
パソコンは人間に比べてとても仕事が速いです。
それも2、3倍のレベルではありません。100万倍、1000万倍のレベルで速いです。人間だったら、ものすごく時間がかかってしまうような作業でも、その作業をプログラムにしてパソコンに処理させることで一瞬で片付づく場合があるのです。
メリットその2 正確性
人間はミスをします。
しかし、プログラムは人間に比べてほとんどミスをしません。
うっかりのミス、疲れからの誤認識。ヒューマンエラーと呼ばれるこれらの人為的なミスはプログラムを利用すれば発生しません。
メリットその3 スタミナ
パソコンは一日中働いても疲れません。
24時間働き続けても、深夜でも早朝でも働けます。人間だったら無理ですよね?
メリットその4 コスト
人間に作業を依頼する場合、人件費がかかります。パソコンであれば電気代等はかかりますが、人件費に比べてはるかに安く済みます。
プログラミングをすることで、人間の作業をパソコンにさせることができるようになり、パソコンに作業をさせることにはすでに説明したような様々なメリットがあるのです。
プログラミングができる人材は重宝される
プログラミングができる人材は重宝されます。
例えば、あなたが経営者だったとします。自分の会社の仕事が溢れているので、1人新たに人を雇いましょう。
あなたは、AさんとBさん、どちらを雇うでしょうか?
Aさん:人より2倍仕事が速くできる。プログラミングはできない。
Bさん:仕事の速さは人並みだが、プログラミングができる。
もちろん、ケースバイケースでどちらを雇うべきかは変わりますが、Bさんを雇うという判断はとても有力です。
Aさんに仕事をお願いした場合、片付く仕事は2人分ですが、Bさんにお願いした場合、Bさんが書いたプログラムによって、例えば、数万人分の作業をパソコンに処理させることができるかもしれないからです。
このようにプログラムを利用することで、飛躍的に生産性を高めることが可能になるため、プログラミングができる人材は重宝されるのです。
社会的にもIT人材の育成は重要視されている
内閣府が発表している日本経済に関する政府からの報告においても、IT人材の育成が喫緊の課題とされています。
プログラミングに関連する部分について要約すると次のようになるでしょうか。
我が国は需要に供給が追い付いておらず、生産性向上と労働参加促進が喫緊の課題である。人手不足や少子高齢化が進む中で、技術革新を生産性の向上や働き方の見直しにつなげるためには、技術革新を担う高度人材の育成に加え、IT等新技術に対応できる人材、機械に代替されにくいスキルを身に付けた人材を育成することが重要である。
このように日本経済としても、IT人材の育成は重要視されているのです。
まとめ
ここまで説明した内容をまとめると次のようになります。
- プログラミングとはパソコンに作業をさせるための手順書を作ること
- パソコンは人間よりもはるかに多くの作業を処理できる
- そのため、プログラマーは企業から重宝される
- 社会的にも、IT人材の育成は重要視されている
これらの理由から、プログラミングは重要なのです。
社会をより良く、便利にしていくためにも、プログラミングやITの力を利用しない手はありません。
この記事で1人でも多くの人にプログラミングに興味を持っていただければとても幸せです。一緒に未来を明るくしていきましょう!
おわり